ズルい男に捕まるバカな女がこれ以上消費する前に

26歳の女子から定期的に「相談に乗ってほしい」と言われます。

相談に乗るたびに僕は「君は本当に学習しないバカな女だね」と言います。

相談の内容は「彼が実は既婚者だった」や「二度の離婚歴を隠していた」や「彼に巨額の借金があった」や「前科があった」などであり、最新の相談は「彼が実はミクスチャーロックの世界でそこそこ有名なバンドのドラムで女遊びが派手な人だった。そもそも彼女認定されていなかった」です。いわゆる悪い男に捕まっているのです。

 

彼女は愛嬌があり、人になつくのが上手です。面倒見が良い一面もあり、自分より他人を優先させることが多いです。不器用で、一所懸命働きます。

いわゆる「いい子」なんです。

しかし彼女には男運が無りません。

男運が無い?

違いますね。

男を見る目が無いんですね。

すぐ好きになっちゃうらしいです。

自分に優しくしてくれる人、好意を持って接してくれる人、「好き」と言ってくれる男性のことを、いとも簡単に好きになってしまうのです。

彼女は僕の会社の元後輩なんですが、あまりモテる方ではありませんでした。会社を辞め、東京に引っ越し、痩せて、ファッションやメイクに気を配り、努力してかわいくなりました。男性に口説かれることなんか皆無だったのに、モテる女になりました。

遅咲きだからでしょうか。

恐らく、見かけに反して男性に対する免疫が少ないのです。 

ハッキリ言ってこれは欠点です。欠陥と言ってもいいのかもしれません。

既婚でモテる男や二股をする男はみな口が達者です。自分が(かわいいな)と思う女子に意識して優しくすることはもちろん、「かわいい」「好き」なんて言うのも朝飯前です。

そんな男達に簡単に捕まり、消費し、彼女の元彼カウンターと経験人数は順調に数字を重ねていきます。

彼女は泣いて酒を飲みます。自己嫌悪もあるんでしょうが、自身の恋愛観から将来が不安になり、涙が出るんだそうです。

 

彼女の頭がもっと根本から悪ければ、不倫や二股を続けながら(騙されながら)日々を過ごせるのかもしれません。(たまにいますよね?何年もおだやかに不倫続いてる人)でも、恋に盲目にはなれど頭は良いので比較的早い段階で気付いてしまうのです。無意味な関係に。そして反省し、別れを告げ、今度こそはと襟を正します。

 

でも、東京で過ごす忙しい毎日は独り身では辛く、少し時間が経つと(もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対)と、言い寄ってくる同じような人に同じように恋をします。

  

バカじゃねえの?と思う人もいるかもしれませんが、こんな女性がこの世にはたくさんいます。

みなさんの周囲にもいるのではないでしょうか。いい子なのになぜか未婚の女性が。かわいいのにズルい男に振り回され続ける女性が。

 

はじめは(知らんがな)と思っていました。

でも僕は東京で消耗するこのバカだけど一所懸命生きるかわいい後輩が不憫で心配でしょうがありません。

僕が彼女の彼氏候補と面談するわけにはいきません。

そこで、これ以上彼女がお持ち帰られのプロにならないために、チェックリストを作りました。作って10ヶ月ほど経ちますが、先ほど「非常に役にたっている」と報告を受けました。「女友達にも同じようにチェックすること教えてもらったけど、こっちの(僕の)リストの方がリアルです」と。

ダメな男にばかり引っかかってしまう方のお役に立てれば幸いです。

 

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(あれあれ?この人いい感じかも!?)と思ったらチェックすること

残念なお知らせなのですが、あなたの(この人いい感じかも!?)はたいがい外れています。それはあなたの現状や、これまでの男性遍歴が証明しています。もし出会って間もない男性に恋しそうなとき、心や身体を許す前に、一呼吸置いて、少し冷静に下記項目をチェックしましょう。

 

その人は結婚していませんか?

本人の「結婚してないよ」という言葉以外の裏付けはありますか?住んでる場所は単身者が多いエリアですか?ファミリー層が多い駅ではありませんか?単身赴任の可能性はありませんか?携帯の待ち受け画面は何ですか?

なぜか既婚者は話せば話すほど魅力的に感じますね。不倫をする男はみな優しく、あなたのほとんどを許します。それは最後にはあなたではなく家族のもとに帰る、という後ろめたさであり、あなたに人生の伴侶としてのハードルを設定してないからです。結婚を隠す男性は残念ながら多いです。ウソから始まる関係に繁栄はあり得ません。ハッピーエンドを前提とした不倫は残念ですが存在しないようです。そういうふうにできています。そして、根拠は無いんですけど、まちがいなくその人の奥さん、めちゃくちゃいい女です。少なくとも彼は、あなたよりも奥さんのほうがいい女だと思っているはずです。

 

離婚暦を隠していませんか?

離婚暦があってはいけない、という意味ではありません。年間46万人が離婚をする時代です。珍しいことではありません。大事なのは離婚暦を隠しているか、隠していないかです。隠しているのであればその理由は何なのか?養育費は?慰謝料は?離婚暦を隠していないとしても、彼が語る離婚の理由が真実なのかどうか必ず確かめましょう。確かめ方は勇気を出して話をするしかありません。離婚について話をすると怒る、機嫌が悪くなる、黙る、ごまかす人はそれなりの理由があります。

一度は永遠の愛を誓った人と別れている、という事実を忘れてはいけません。また、世の中には【離婚はしたけど諸事情で分かれた嫁と一緒に暮らしている】という男性も存在します。不思議ですね。どうか、勇気を出して話をしてみてください。

 

 その人の名前をGoogleで検索しましたか?

前科などありませんか?この時、重要なのは免許証等で正確な氏名と漢字を把握して検索することです。斎藤さんなのか斉藤さんなのか、渡辺さんなのか渡邊さんなのか、重要です。あなたが思っている以上に氏名年齢を偽る男性は多いです。「免許の写真見せて~」でいいんです。よくある会話のネタです。絶対に免許を出さない人、見せても生年月日や氏名を指で隠したりする男は何かを隠しています。何かから逃亡中なのかもしれませんね。

 

どんな仕事をしているのか確認しましたか?

具体的に言わず「商社系だよ」「メーカー系だよ」「営業だよ」という男は何かしらオープンにしたくない理由があります。会社名が分かったらリクナビマイナビでその人の会社を検索するのも良い手です。[先輩社員の声]などに出ているかもしれませんね。※ここの欄はその会社のエースクラス(もしくは期待の星)が乗る欄ですので一見の価値はあると思います。

自分の仕事を楽しそうにしゃべる男の人だったら最高ですね。

 

ギャンブルや借金を「少しね」と言っていませんか?

その人にとっての「少し」とあなたにとっての「少し」の違いを知ってください。

 

その人は緊張してあなたに接していますか?

ほとんどの男の人は真剣な恋愛の対象としている女性と接するときは多かれ少なかれ必ず緊張します。女性も一緒ではないでしょうか。しかし、恋愛の対象外の女性には緊張しません。当然かもしれませんが、大事なことです。相手が緊張してくれているか、目が合った時の表情や仕草から感じてみてください。

 

その人の爪は短く切られていますか?

爪を伸ばしたまま触れようとするのは気まぐれな性欲から来るものです。

ズルい男に抱かれるにしても、せめて爪を短く切っているズルい男に抱かれてください。

 

その人のことを一度でも(怖い…)と感じたことはありませんか?

うまく説明できませんがダメなやつです。すぐ逃げてください。

 

その人は1~2回のデートであなたを好きだと言ってませんか?

しかもLINEで言ってきたりしていませんか? もしくはスタンプで好きと伝えていませんか?

 

その人は「付き合おう」とう意思を伝えていますか?

時に「セックスしたいです」を「好きです」と言い間違える男がいます。おっちょこちょいですね。もしくは「今は好きです。明日の朝は知らんけど。とりあえず今は好きなので今夜セックスしましょう」を略して「好きです」と言ってるかもしれません。「好き(だからセックスしよう)」という男と「好き(だから付き合おう)」という男の違いを知ってください。

 

あなたはその人のことが好きですか?

相手があなたを好きだと言っているから好きになっていませんか?

重要なのでもう一度言います。あなたは、ちゃんと、その人のことが好きですか?

 

 

少しむさ苦しい話に聞こえるかもしれませんが先日

「Time is moneyよりTime is lifeが正解です」

ということを聞きました。

時間はお金ではなく、時間は命、という考え方です。

時間が経過すれば僕らは間違いなく死にます。時には突然死にます。限りある時間を無駄にする、ということは限りある命をムダにしていることとイコール、ということです。

だから、ダメな男に捕まって反省する時は「これも経験値」なんて考えず「時間の、命のムダ使いをしてしまった」ということを思い出してください。

大げさに聞こえるかもしれませんが、事実です。

1年間なんかあっという間に終わるのに、貴重な限りある時間を、いつか必ず無くなるあなたの命を、消費するのにふさわしい人なのかどうかを、きちんと判断できるように努力してみてください。 小説家の林芙美子さんは「花の命は短くて、苦しきのみこと多かりき」と言いました。花の命は、短いのです。

 

それなりに遊んできた33歳独身男性が言うことなので、今回ばかりはいつもより説得力あるんじゃないでしょうか。

 

ありがとうございました

 

おしまい