恋愛モンスター達のコミュニケーション

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怪物は僕たちの生活の中に潜んでいます。

怪物たちは僕たちと同じような服を着て、同じようなものを食べ、何食わぬ顔で僕たちと同じような生活を送っています。

生まれながらの怪物もいれば、努力して怪物になったやつもいます。

自分自身が怪物であることに気づいていないやつもいます。

多くの人たちは怪物の存在に気付いていながらも、そいつが怪物である確信を持てずにいます。

しかし、そいつらは怪物であるがゆえ、僕たちに圧倒的な差をつけてきます。幼少時代、学生生活はもちろん、社会に出てからも。そして恋愛や結婚においても圧倒的な差をつけてきます。

 

あなたの周りにこんな人いないでしょうか?

(なんであの子は私よりモテるの?そりゃ確かにかわいいかもしんないけど、それにしてもモテすぎじゃない?)という人が。

他にも

(なんであいつばっかり特別扱いされるの?)

(なんであいつのこと放っていけないの?)

(なんであいつはやること全てうまくいくの?)

という人が。

 

そいつです。

僕が言う怪物とは、そいつらのことです。

そいつらは、本当に見かけや能力なんか僕らと大差無いはずなのに、なぜか人から好かれ、助けられ、モテます。人が寄ってきて、多くの支援を受けます。結果、人生において大きな差を僕たちにつけてきます。時にその差は一生かかっても埋まらないほど大きなものになります。 

今回は、そんな怪物たちが行っているコミュニケーションについて少し書きたいと思います。

 

これさえできれば平成最後の夏にできますから、彼氏。

そういうふうにできてますから。

 

まずは「第一印象に命をかける」ということです。

 

「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。

はじめて会う人に与える印象は「言語情報7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%」で構成され、印象を決定づけるまでの時間はわずか4秒(3秒~7秒と諸説あり)しかないと定義付けた法則です。

 

分かりやすくお伝えすると、第一印象を決める要素は話す内容なんかはほとんど意識には残らず、声のトーンや大きさ、言葉使い、挨拶が約4割、表情や目線や身だしなみが5割を占めるという法則です。

もっと分かりやすく言うと、人は見た目と「はじめまして」のあいさつで9割判断するということです。そして、一説によると一度与えた第一印象を覆すには数年という長い年月がかかるといわれています。

たしかに自分の周囲にいる人を思い浮かべてみると、その人とはじめて会ったときに何の話をしたのか?なんてほとんど覚えていませんし、一度感じ取った「あの人はこんな人」という印象が覆ったことはほとんどないはずです。

 

よくドラマや映画で「第一印象は最悪なのに徐々に恋に落ちる」という設定があります。

第一印象の最悪のイケメンと出会い、再会し、様々なトラブルを乗り越えて恋に落ちていくパターンです。0点からのスタートということは、あとは加点方式で積み上げるだけなので確かにこれは恋に発展しやすいと言えます。でも実際には第一印象が最悪のイケメンとは「あいつまじ最低。二度と会わねえ。っていうか、どうやって会うかも知らねえ」となるはずです。そして実際にはそんなイケメン、なかなか自分の前には現れないことはもう知っているはずですし、そもそもそんなイケメンにはモデルの彼女います。二人くらいいます。もしくはゲイなのであなたは恋愛対象になりません。残念。

 

だから第一印象は良いにこしたことはありません。特に恋愛において第一印象は非常に重要です。

そこで使っていただきたいのが、出会って4秒で相手に好印象与える方法です。

もちろん、姿勢がいいとか、身だしなみには清潔感があるとか、そんな大前提は割愛します。これは、モテる女性の中でもごくわずかな人しかやっていないテクニックです。

 

出会って4秒で相手を落としす方法、それは

「あいさつと同時にどこか褒める」ということです。

「また褒めるのかよ。お前、ちょっと前にも『男は褒めろ』とか書いてあったじゃん。バカの一つ覚えかよ。出直してこい」  

www.zentei-happy-end.com

と思うかたもいらっしゃると思います。おっしゃる通りです。

でも、上記ブログで説明した内容は「過去から現在までを褒めることで特別感を出す」ということでした。今回は「出会って4秒以内に褒める」ということです。持久力が必要なマラソンと瞬発力が必要な100m走くらいちがいます。求められるスキルや得られる効果が違うのです。

 

多くの人は「はじめまして」では無難にあいさつを行い、季節や天気の話、仕事の話、住んでいるところの話をしているはずです。数年間続く第一印象を決める4秒に何もアクションを起こさないなんて、チャンスを逃しています。

 

では、具体的にどんな褒め方があるのでしょうか。怪物たちはどんなことをしているのでしょうか。

単純に、相手の容姿やスタイルや持ち物を見たまんま伝えるだけでいいんです。

 

「はじめまして、おしゃれですね」

「はじめまして、いい声してますね」

「はじめまして、何かいい匂いしますね」

 

たったこれだけのことです。これだけで好印象を与えることができます。多くの人がやっていそうで実はやっていないことを実行するんです。照れてはいけません。まるで天気の話をするようにあっけらかんと伝えることが大切です。

そして、重要なことははじめましてで褒めたらそのあとは一切そこには触れないということです。

例えばあなたが

「はじめまして、めっちゃ歯並びきれいですね!」

と褒めたあと、相手があなたに歯が見えるように頻繁に笑いかけてきたとします。二カッと。

 

 

 

全力で無視してください。

 

 

 

重要なことは「出会った瞬間しか褒めない」ということです。

いつまでも「髪型がおしゃれ」「綾野剛と似てる」「腕の血管にそそられる」としつこく褒めてしまっては(ははーん、こいつ、俺に気があるな。わかりやすいやつめ)と主導権を奪われてしまします。あざとさが出てしまいます。そんなかけ引きする必要はありません。

まずは出会った瞬間に褒め、しばらくは褒めない。そして「前にも一度言ったことある気がするんですけど、歯並びめっちゃきれいですよね。実は会うたびに思ってました」と時間差で褒めるのです。

 

これだけで十分こちら側に有利なかけ引きができているはずです。多くの恋愛マニュアルは男性との駆け引きを書いたものが多いですが、本当に自分に有利な駆け引きをしようとすると非常に高度なテクニックが必要で、身につけるには相当な努力が必要です。慣れていない人は手を出すのをやたほうがいいですが、これくらいの駆け引きなら大丈夫です。 

 

上級者向けには、一回けなして、褒めるという方法もあります

 

「はじめまして、変な服ですね。でもそういう服私は大好きですよ」

「はじめまして、パグと似ていますね。私はパグが世界で一番好きな動物です」

「はじめまして、尋常ではない毛深さですね。そそられます」

「はじめまして、この寒空の下でタンクトップですか?ワイルドな男性、好きです」

 

さすがにこれは難しくても 

 

「はじめまして、背が高いですね」

「はじめまして、筋肉質ですね」

「はじめまして、ネクタイがカラフルですね」

 

これだけでOK。これくらいならできそうじゃないですか?

幸運にもその人が自分でも長所だと思っているところに触れることができれば、向こう数年間良い印象を持ってもらえるはずです。

 

普段意識していないことを行うのは疲れます。はじめましての瞬間に緊張してしまうかもしれません。とっさに何も出てこないことだってあります。そこでおすすめしたいのは、駅や街ですれ違う人、目に入ったすべての人をほめてみるということです。すれ違う瞬間にその人の良いところを心の中でほめるのです。なるべく(かっこいい!)は使わず、もう少し絞った内容にすることがポイントです。はじめは(なにやってんだろ私)と思うかもしれませんが、だんだん自然にできるようになりますから。

 

しつこいようですが、大事なことなのでもう一度言います。第一印象は4秒で決まります。そして一度与えた第一印象を覆すには数年かかります。だったら、出会った瞬間に命をかけるんです。

 

そして、出会ってからのコミュニケーションで大切なことも1つ書きます。 

 

たとえば、男の人とデートをして、ご飯をごちそうになってお別れをしたとします。

多くの方がLINEやメールでお礼のメッセージを送信するはずです。

何と送りましょう?

 

「今日は忙しい中ありがとうございました!とてもおもしろかったです!連れてってもらったお店のご飯、おいしかったです!また誘ってください!明日からも仕事がんばってくださいね!」

 

多くの女性がこういったメッセージをテンプレートとして使っているはずです。

これはこれで良いと思います。絶対に悪い印象を与えることはありませんし、返信しやすいです。でも、やはり常人が作る返信メッセージです。怪物たちはこう返します。

 

「今日はごちそうさまでした!おいしいものおなかいっぱい食べれて幸せです!たくさん笑って元気になりました!明日からも仕事がんばれそうです!また誘ってもらえたらうれしいです!」

 

一見、このふたつのメッセージには大きな差がないようにも見えます。しかし、大きな差があります。

 

主語です。主語が正反対なのです。

普通の人のメッセージは主語が「あなた」なのに対して怪物のメッセージは主語が「私」なのです。

 

普通の人が

 

「今日は(●●さんが)忙しい中ありがとうございました!(●●さんの話)とてもおもしろかったです!(●●さんに)連れてってもらったご飯もおいしかったです!(●●さんさえよければ)また誘ってください!(●●さん)明日からも仕事がんばってくださいね!」

 

と、主語が「●●さん(あなた)」なのに対し怪物は

 

「今日はごちそうさまでした!(私は)おいしいものおなかいっぱい食べれて幸せです!(私は)たくさん笑って元気になりました!(私は)明日からも仕事がんばれそうです!また誘ってもらえたら(私は)うれしいです!」

と、主語が「私」なのです。

 

もう1つ、例を挙げます。 

デートの約束が男の人の仕事の都合でキャンセルされたとき、普通の人はこう返します。

「気にしないでください!お仕事がんばってくださいね!また都合がついたら誘ってください!」

「(●●さん)気にしないでください!(●●さん)お仕事がんばってくださいね!また(●●さんの)都合がついたら誘ってください!」

これでは完全に主語が「あなた」です。

 

怪物はこう返します。

「すごく楽しみにしていたのでとても残念です!お仕事忙しそうで体調崩さないか心配です!また誘ってもらえたらうれしいです!」

「(私は)すごく楽しみにしていたのでとても残念です!お仕事忙しそうで体調崩さないか(私は)心配です!(私は)また誘ってもらえたらうれしいです!」

 

主語が「あなた」と「私」の違い、分かるでしょうか。

この一見ささやかだけど、あまりにも大きな違い、分かるでしょうか。

 

これはもともと子供の教育に使われている話法でした。

子供が言うことを聞かない時、例えば散らかしてばかりの子に

「なんでそんなことするの、悪い子。言うこと聞きなさい」と叱るのではなく

「なんでそんなことするの、お母さん悲しいな。片づけてくれたら嬉しいのにな」

このように自分が人に与える影響を伝えることによって、子供が「もっとお母さんによろこんでもらいたい」という動機付けを行うわけです。

 

男性は「人に認めてもらいたい」という承認欲求が強い生き物です。同じくらい支配欲もあります。もっと認められたい、もっと影響を与えたい、できれば一人で独占したい。本能でそう願う男性を刺激するのです。ストレートに

 

「あなたの影響力によって私にこんな変化がありました。あなた、すごい」

 

というメッセージを伝えるのです。

様々なSNSが普及し、承認欲求が満たされやすい世の中になってきたと言われます。しかし、多くのSNSの主役は女性です。男性の承認欲求(ついでに独占欲、支配欲)を満たす場は案外少なく「認められたい、影響を与えたい」という欲求は高まるばかりです。だからこそ、このテクニックを使えば男性は

 

「この子にもっと影響を与えたい。この子をもっと独占したい。染めたい、俺色に」

 

と願うようになります。そういうふうにできています。

男性にメッセージを送る前に、文章を見返して主語が全部「あなた」になっていたら「私」に変えて送ってみてください。いきなり全部変える必要はありません。徐々に「あなた」の割合を減らして「私」の割程を増やしてみてください。怪物たちは「わたし」7割「あなた」3割くらいで主語を使い分けます。きっと相手からの返信も徐々に変わってくるはずです。

 

これが怪物たちの正体です。

あいつらは第一印象から優位に立ち、「私」と「あなた」を巧みに使いこなしてさまざまな人の懐に飛び込み、かわいがられ、援助を受けるのです。

こういった怪物に対して「あいつの言動は媚びている」と感じる人もいるのかもしれません。僕は全くそう思いません。確かに主語を「あなた」にするとメッセージは伝えやすいです。楽です。しかし、相手のことばっかり気遣って話している人、言い換えると無難で楽なコミュニケーションする人が多すぎます。主語を「私」にして気持ちを伝えられる人は素直に自分が感じたことを相手に伝えられる「強さ」や「素直さ」を持っています。これが一番の根本的なモテる要因です。

 

どうか身に付けてください。明日から始められるはずです。

このテクニックが身についたころ、きっとあなたも怪物と化しているはずですから。

恋愛だけじゃなく、仕事や友達などさまざまな人間関係も変わってくるはずですから。 

 

 

 

ありがとうございました

おしまい

 

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