友達がいるのさ

 

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今から「おい、お前、それ……言ってしまったな……くそっ………正気かよ……」と思われそうなことを言います。

勇気を出して、言います。

聞いてください。 

 

 

 

 

言いますよ。 

今からすごいこと言いますよ。

 

 

 

 

 

  

言います。

 

 

 

 

 

 

友達がほじい゛よ゛

 

 

どうですか。欲しくないですか? 友達。

欲しかったらぜひ声に出して言ってみてください。

「ほじい゛よ゛」の部分を特に意識してください。

僕は38歳独身で、結婚しなくても恋人がいなくても平気な生活を送っていますが友達は絶対に必要です。

 

「今夜ひまでしょ?」とか無茶な連絡してくる友達。

「来週、温泉旅行に行かない手はないと思うんだよ」というアクティブな友達

「でかいスーパー銭湯いこうぜ」って誘ってくる友達。

「有給でキャンプ行こうぜ」と、すきあらば有給を使わせようとしてくる友達。

やけに量の多いケンタッキーとビールを買って家にくる友達。

夜、急に電話してくる友達。

恋人ができれば喜び合い、失恋すれば励まし合える友達。

 

「ありがとな」

「ダチなんだから当たり前だろ、バーロー(〃▽〃)」っていう友達。

  

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すきあらば熱くなる友達。

 

どんな友達がほしいのかは人によるんでしょうけど、友達は欲しいですよね。

それが同性だろうが異性だろうが今はどっちでもよくて。だから手垢まみれのテーマである「男女間の友情は成立するか」の話をするつもりもなくて。

 

大人になってからできる友達は尊い。

「大人の貴重な時間を一緒に過ごしてくれる」というだけでその存在は尊いのです。

放っておいたら友達はライフイベントでどんどん減っていくから。

僕たちは学校とか部活とか「半ば強制的に集団に入れられる」と自然と友達をつくるけど、大人になるとそういう環境は誰も用意してくれない。

自分から会いに行かないとできない。

 

でも、出会った全員が友達になれるかと言えばそうじゃない。

相性が必要ですよね。

ちなみに僕はそのへんガバガバなのでわりと誰でも友達になれるのですが、そこから一歩、二歩、踏み込んだ友達にはなかなかなれません。これも相性の問題。

 

では、どうすれば友達ができるか。

あまりにもシンプルな回答ですが、友達をつくるには、とにかくたくさん出会って、そこから気が合う人とマッチングするしかないんですよね。(あ、これは恋人作りと一緒だ)

あまりにも当たり前のことを書きました。

さらに当たり前のことを言います。

でも大事なことです。みんな忘れてしまうこと。

 

大人になってから友達を作ろうと思ったら、何かしら「非常に明確な意思表示」が大事だと思うんです。なんとなーく集まって、なんとなーく話して、なんとなーく解散してもなかなか友達にはなれない。

 

そこで、思い切ってやってみました。

僕が送ったとある方に送ったDMです。

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送った方はお仕事を何度かご一緒したことがあって、そこからは割とメッセージのやりとりをしたり、年に数回飲みに行く仲の方です。いわゆる友達です。ずいぶんと年下の方だけどめちゃくちゃ尊敬しているので敬語で接しちゃう。

そんな方に、いきなりのDM。

しかもちょっとめんどくさい感じの長文。

勇気がいりました。

めちゃくちゃ緊張しました。

「こんな提案、ありなのか」と自問自答しました。

そして返ってきた返信がこちら。

 

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 トモダチ!!ほじい゛よね!(言ってよかった) 

 

子供には必要がなくて大人に必要なのは「明確な自己開示」だと思うんです。

ここで「なるほどね、『友達になりたい』という自己開示が大事なのね」と思っている方、半分正解です。

その開示も大事なんですけど、同じくらい大事なことがあります。

 

例えばさっきのスクショの方は

「実は好きな友達二人しかいません」(言ってしまった)という「自己開示」していただいてますよね。 

僕の「あなたと友達になりたいです」の「自己開示」もめちゃくちゃ恥ずかしいし、勇気がいる発言なんです。38歳にもなると特に。きっとそれと同じくらい「私、友達少ない」っていう自己開示も勇気が必要だったと思うんです。

 

「こんなこと言ったら変なやつだと思われそう」とか、そんなパーソナルな情報を「開示」してくれるって、すごいことなんです。その開示は「友達がいない」っていうことに限らず「僕はあなたと友達になれると思っているからこれ言っちゃうね」っていう自己開示。

目の前の人に「自己開示」ができるか否か。

ここ、めちゃくちゃ大事だと思います。

 

僕が送ったDMや返ってきたDMの文章の長さ、絵文字、行間にその人の色々な感情を感じませんか。 

人間って「自分のこと話さない人」と友達になりたくないんですよね。

友達って「一緒に遊んだり飲んだりする仲間」じゃなくて「ダサい部分、かっこ悪い部分、ずるい部分を開示しあって相談に乗ったり笑い合ったりする相手」で、その「開示の場」が居酒屋だったりカラオケだったり旅先だったり改札前だったり公園だったりスマホだったりするんだと思うんですよね。

どうですかね。

割といいこと言えた気がするんですけど。

 

だってそうですよね。

女子会でもトホホな経験をシェアしてガハハと笑い飛ばしたりしてるじゃないですか。たぶん。

男同士が集まると女性関係の失敗とか老化とかなんかダサい部分をシェアするじゃないですか。

友達とは、ダサいことをシェアする相手なのです。 

 

わりといいこと言えていると思うんです。

大人になってから友達ができにくくなるのは「大人たるもの、常に常識的でなければならぬ」という思い込みが邪魔している人がたくさんいると思います。

 

きっと多くの方は友達が欲しいと思っていて、友達は恋人を作る何倍も簡単だと思うんです。

そのために必要なのは「自己開示」です。

勇気が必要ですが、得られる友達はお金じゃ買えないくらい尊いものになると、心からそう考えます。

 

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すげーいいこと言ってる


ありがとうございました。

おしまい

 

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